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Channel: 虚空を観じて
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知ることは

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知らない、というのは、実はすごいことで、何でもできてしまう、が、

逆もあって、ひどい目にあったり、恥かいたり、知っていれば苦しむこちもなければ悩むこともないのに、ってことがたくさんある。

知ることは大切だが、「知る」ってことは、かなり奥が深いことで、僕のような素人にはなかなか難しい。

そうであっても、知るってことと、経験で知っていることは、やはり別のことだろう、程度のことは分かる。



ペルーに赴任した時、注意されたことがある。

それは、政治の話と宗教の話はするな、ということで、これはいままで他人から受けた注意の中で一番効果があったと思う。

ゴルフの、素人からの助言は数限りなくあるが、一番効果があったのは、バックスイングで右ひざを内側に向け、スライスを修正する方法だった。

80が最高のスコアーで、とうとう70台を記録することはなかったし、ハーフで40を切ることもなかった。




ペルーの宗教はカトリックで、おおかたのペルー人は熱心だった。

Religionと言えば日本語は宗教になるが、細かいことを言えばReligionには、仏教やヒンズー教、そのたの「教え」は含まれない。

Religionは、絶対的な存在との契約関係をあらわすから、神との契約関係のない仏教などとは、比較にもならない。

一度、「あなたの宗教はなんだ?」と、問われ、普通に神道だとか、仏教と回答すればよかったが、

Religionはないよ、と言ったら、人間じゃないって顔されたことがある。



YouTubeには、お金を払っても聞きたい動画がたくさんあるが、

なかでも、歴史の話にとても惹かれる。

左側系のおかしな歴史観に汚染され、太古の昔から、日本は「たいしたことない貧困、非文明的」であったと、

ことさら強調されて覚えていたが、

実は、まるで、逆で、縄文時代から稲作があって、みんなが協力的、文化的、文明的であったと、知った。



本当のことを「知らない」と、悩んだり、バカにされたり、むやみに謝ったり、ろくなことはないので、「知る」ことは大事なことだが、

嘘やファンタジーを「知っている」「信じている」と、あとでろくなことがない、のも事実だろう。

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