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Channel: 虚空を観じて
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品性

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時々、訪れるブログがあるが、

ここ1年、まったく、更新されない。

他人事ながら、心配してしまう。

そのブログは、素人とは呼べない絵描きというか、芸術家のブログで、

展覧会にも多数出品し、賞を獲得している。



少し前、愛知トリエンナーレ芸術祭だったか、で、

天皇陛下を燃やして、土足で踏んずけた憎しみというか、積年の恨みというか、それを映像で表現した「芸術作品」が問題になったが、

あるいは、特攻隊や戦死者を揶揄した「芸術作品」に驚いてしまったが、

芸術作品と、ウタウからには、最低限の「芸術性」を備えていなければならないだろうと、

思う。

ここには、「表現の自由」だの、「検閲」だの、という高尚な「縛り」はないだろう。

ひたすら、芸術性を追求した作品が求められる。



これは「芸術」だと、専門家や、その道に詳しい人だとか、その世界の多くの判断が必要だろうと思う。

ならば、より多くの人が「芸術作品」だと、認める最低のセンスは何だろうか、と思う。

私の場合は、作品が持つ「品」を基準している。もちろん自分の感覚だから、たいした眼力ではないが。


昔、三代続かないと、江戸っ子とは言えない、だとか、

味は三代で、初めてわかる、とか、

ファッションは七代続いて身につく、とか、

そんな話を聞いたことがあるが、それほど、困難な「センス」なのだと戒めの言葉なんだろうと思う。


言葉では難しい品だが、一言で言えば、人生そのものだろうだろうと思う。




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