こっちの世界には・・・

人とのかかわりあいは、面倒くさいし、イヤな人にも会えば挨拶もしなくちゃならないし、

あいさつ程度すめばそれで終わりだが、学生時代や会社員時代なら、挨拶だけでは終わらないのが厄介で、

それが溜まりにたまって、汚泥のように精神の底にへばりついて、

それからが、生きることへの意欲が試されるんだろうと、思う。



アメリカにしばらく生活した友人がいる。

「差別」という言葉にはみんな敏感に反応する時代にあって、彼から、なるほどなという意見というか、彼の考えを聞いたことがある。

心の中は知らないが、表面的には差別を散見することすらないが、

彼ら、つまり白人は、

そこにいることは構わないが、こっちの世界には入らないでくれ、

そんな意識らしいという。

たとえば、中南米人に施設を貸すと、なぜこんなところまで汚れるのか、と疑問に感じるほど、汚れてそのままだという。

昔、サミーデイビスJr.がビバリーヒルズに土地を購入すると、周囲の土地は一気に価格が下がったという。


立憲の、少々態度のおかしいというか、精神が日本人ならあんな態度はしないだろうという議員がいるが、

あれは、つまるところ昔でいえば「血」だし、現代語ならDNAのなせる業であろうと思う。

アメリカの彼の話を思い出したが、つまりは、鬱陶しいということだろうと思う。

雪景色は、遠くで眺めるには最高だが、そこで生活するには、キツイ。

そこにいることには反対しないが、こっちの世界には入ってこないでくれと、

お願いしたい。