いい時代に生きていると思う。
ネットのお陰で、かなりのことがわかるようになった。
新聞だけ、テレビだけでは、一定の方向に誘導されてしまう。
女系天皇について賛成だと回答したのは、半分以上らしい。
女性天皇と、女系天皇では、まるで異なる。
女性天皇は、これまでの歴史に例があるが、女系天皇は皆無だ。
賛成だと判断した人なかには、この違いを理解したなら、賛成しなくなるだろうと思う。
女系に賛成するのは、皇室のあり方を根本的に変更したいのだろう。
マスコミは、その方向に誘導したがっている。
昔、もう、40年以上も前に、
「権威とはなんだ?」
と問われ、
「マスコミだ」
と、答えた人がいた。この人のことは、密かに尊敬しているが、世の中に出ることはなくなった。
今思うと、かなり鋭い感覚を持っていたと思う。
この人は、博覧強記ではないが、極めて現実主義、経験を重んじて、洞察力に富んだ人だった。
思想、宗教、政治的な考え、これらは、学問に成る程研究者が多いし、研究結果もさまざまある。
普通の人では理解できない難しい理屈や、もっともらしいことを言われて、思いこまされてしまう。
共産主義、北朝鮮の主体思想、かつてのオーム真理教などは、いい例だし、
マスコミの誘導報道も同じだ。沖縄の新聞は、普通に読めばだれもがおかしいと感じるだろうが、
おかしいと感じなくなった県民が多すぎるだろうと想像している。
これらに共通しているのは、
「酔え」
ということだろう。
酔えば、思考力を失う。思考力を失えば、洗脳される。
我々は、実は、酔うことより、目を覚ますことの方が大事で、
主義主張、思想、宗教、とにかく、
「目覚めること」を要求しているのか、
「酔うこと」を求めているのか、
この違いを、しっかりと、見極めなければならないと思う。