ペルーは、南米の国々の中でも、かなり食にはうるさいと思う。
レストランの数や、料理の豊富さでもそれがわかる。
ブラジルは、食にはかなりいい加減だなあ、という印象だ。
日本食レストランでも、それほどうまいとは思えない。
美味いと感じたのは、丹下さんがやっているレストランだけだった。
そういえば、丹下さん元気にしているかな。
ペルーはコカインで有名だが、本物は見たことがない。
ただ、コカインを採るためのコカの葉は噛んだこともあるし、コカのお茶も飲んだことがある。
有名なマチュピチュの遺跡にいくには、観光客は、まずクスコ、インカ帝国の首都と言われた町だが、ここに一晩宿泊する。
ここで、高山病になる人が多いが、それを避けるために、ホテルにはコカのお茶が用意してある。
効果のほどは知らないが、3回クスコに行ったが、毎回ひどい高山病に悩まされた。体質、だろうか。
翌日、列車に乗って、マチュピチュまで、行く。
マチュピチュは、大変不便な山頂近くに、石の塊の村が築いてある。
何が悲しいのか、あんな場所に作らなくとも、と思ってしまう。
現代の科学や、合理性に毒された?学者にはいくら考えても答えの出ない話だろうと思う。
遺跡に興味のある人にはたまらない魅力だろう。
スペインに征服されたインカ帝国だから、キリスト教の教会がたくさんある。
どこも、なんであんなにうす暗くて、陰気で、じめじめしたイメージなんだろうか、と思う。
もっと、明るく、パーっとした雰囲気で、気軽な感じには、つくれなかったのか、と思ってしまう。
もっとも、できた当時は、もっと鮮やかで、うきうきしたものだった、かもしれないが。
そういえば、マドリーを観光した時も、教会ばかりで、うんざりしたが、同じように、
なんとなく、「ヘビー」な感じだった。
意外と根暗かも。
明るいラテンのイメージとはまるで反対だった。