北朝鮮のような独裁はイヤだし、
チャイナのような共産主義も窮屈だ。
大きく見れば理不尽なことばかりだが、個人の生活レベルで言えば、民主主義がまあいいのかなと思う。
ゴーンさんの年収が10億と聞いた時にはびっくりしたが、10億どころの話ではなかったことにも驚きだ。
経済学では、あるいは資本主義の世界では、社長の年収には縛りがないそうで、際限がないという。
人間の歴史は前代の生活一般、個人の生き方、育んだ文化、習慣などを積み上げて、変化させて、
よりいいもの、より合理的、より芸術的、より哲学的など進歩というか、意味あるものに育っていく。
動物の世界は、こうはいかない。
前代と同じえさの捕り方を学んで、同じ生活スタイルを繰り返していく。
人間でも同じ方法をとる種族もいるが、あるいは、進歩のスピードが極端にゆっくりなのか、わからないが、
日々の生活は、前代を受け継いでいく。
目に見えない世界、心の世界や、道徳、エチケット、いかに生きるべきか、などの思考の世界も、
やはり同じで、ゆっくりだが進歩していくのだろうと思う。
1000年、2000年経過しても、答えの出ていない疑問もある。
ゴーギャンの畢生の大作に描かれた「我らいずこより来るや、我らなにものなるや、云々」
という画題に、宗教も哲学も明確な答えを出していない。
目に見える科学の世界は進歩を実感できるが、心の世界は難しい。
契約という概念があるが、これは神と個人の約束事で、日本人が想像できないほどの固さだという。
改宗、宗教をかえるのは、だから、日本人が思うほど軽いもではなく、命をかけるくらいの重さがるのだろう。
素人なりに、逆を考えれば、当時は約束などは重要なことではないという風潮があったんだろうと思う。
何かで、縛りをかける必要があったんだろうと想像している。
インカ帝国に、他人の物を盗んだら、手首を切り落とすとか、激しい制裁があった。それほど目に余る事態になっていたのだろう。
民主主義も、人間が考え出した一つの結論で、瑕疵だらけって印象があるが、
民主主義よりいいシステムは、いまのところ見つかっていない。
他にないから、しょうがないかもしれない。
共産主義は、すでに失敗の連続で、人間にはうまく機能しないことが証明されている。
日本では共産党の議員が頑張っているが、質問の仕方や、考え方を聞いても、逆立ちしても納得できないことばかりで、
一種の「前代より後退」の現象だろう。
この後退は、目に見える日常生活はより豊かになっているので、
思考の世界で後退しているとは、実感できないのではないかと、想像している。
朝鮮半島の民族は、非常に珍しく、前代を受け継ぐことなく、前代より後退している特徴がある。
李氏朝鮮時代は500年以上も続いたという。
この500年は、前代よりも、日常生活一般、個人の生き方、育んだ文化、習慣などは、ことごとく後退したという。
積み重ねができなかった、あるいはそんな思考はしなかったのか分からないが、
最近の、韓国による日本に対する要求を見れば、
日本人の想像を絶した資質を垣間見ることができる。