ハンドルの遊び

ペルーから持ち込んだアヒーとトマトの原種をベランダに植えた。

花は咲くのに、実がつかないを不思議に思っていると、

大きな鳥が来て食べていた。



政治的であれ、カルト的であれ、一つの観念的な思想に拘束されるのは、つまらない生き方だと考えている。

これって、頭の中だけで答えを出すから、想像、妄想はとどまることを知らずに、どこまでも広がっていく。

そのうち、自分の考えで作り上げた妄想の世界の中で苦しむことになる。

自分で自分を縛って、生きずらいのに、って思う。

そうはいっても、完全ならざる自分だって妄想がないわけではなく、妄想に苦しむことは日常だ。

案ずるより産むが安易し、って昔の人はうまいこと言う。



車のハンドルって、よくできていると思う。

ハンドルにある「遊び」の動きは、これがないと、運転はかなり困難になるだろうと、想像できる。

日常を生きるのも似たようなもので、「遊び」の部分が必要というか、とても大事な感覚だと思う。



二、三日前、健康診断を受けた。

新宿にある健康診断専門にやっている病院、というか、一種のベルトコンベアー式で、なんとも無機質な感じだった。

チャールトン　へストンのソイレントグリーンのワンシーンを思いだした。

人間を人間の食べ物にするためのベルトコンベアーが動いて、

「ソイレントグリーン　イズ　ピープル」って叫ぶシーンだ。

受付で、受診しなくてもいい検査どれですか、と訊ねると、バリュームの胃の検査だったので、それを外してもらった。



身長、体重、視力、聴覚、採血、心電図、血圧そして、医師による問診。

血圧は機械で測る。機械は圧迫感凄くて、痛い。

一回目185、もう一度測りなおしてくださいと指示が出るので、同じことを三回繰り返したら、三回とも180を超えた。

看護師さんは、「では先生に手動で」というので、医師の問診を受けた。

160だった。

機械は、少し高めに出るようになっているかもしれないと感じた。



コロナワクチンは、本当のところはどうなんだろうと思う。

ワクチン接種で亡くなった人は1000人以上だというが、だれも因果関係を認められないし、当然4000万なにがしも支払われたこともない。

ワクチンは身体に証拠が残らないから、因果関係は分からないという話を聞いたが、

それなら、はなから因果関係は認めないという前提で4000万なにがしをきめたのかとおもう。

ならば、最初から、こういった場合は因果関係ありとして認めるって、公表してくれなければ、一種の国による詐欺ならないだろうか、疑ってしまう。

裁判に訴えるひとはいないのだろうか、と思う。いても、報道されないから分からない。


アビガン、イベルメクチンも、治験が少なすぎて、とそれ一点張りで、それしか言わない。

昔の人もその時代その時代できっと言っただろう言葉、

「嫌な世の中だな」って思う。