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Channel: 虚空を観じて
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年寄りがこぼした言葉

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SHINGENさんが、やっと動画をアップしてくれた。どうも、いろいろあったようが、

これまで通り、続けてくれるというので、一安心だ。

 

 

将棋会館に出前をよくしていた日本食堂が、閉店したニュースが、少し前テレビで流れた。

知っている場所なり、人なりがテレビ出ると、少々びっくりする。

 

この食堂の配達範囲にあるマンションの管理人をしているが、

配達している人と、たまたま会うとよく話し込んだ。若くはないが真面目な人だった。

お正月には、特性の唐辛子をいただいたり、けっこう仲良くしていた。

その人は、閉店する前に退職してしまったが、若い人が働いても長く続かないと嘆いていた。

お店のキリモリが大変で閉店するらしいことは聞いていた。

 

その人から聞いた話だが、

このマンションから注文があっても、滅多に受け付けないという。そのわけは簡単で、なかなか所定の位置に置いてくれないし、

食器は洗わないし、食器の回収に来てもないことがあるという。

ひとことでいえば、常識がないという。

それでも、ごく普通の人もいるわけだから、そういう人の注文だけは受けている、そう話していた。

 

太古の昔から、年寄りが

「今時の若い者は・・・・」

と嘆くのは、普通のことだが、

目に見える世界が変化すれば、それまでの積み重ねがあるわけだから、当然変わっていく。

穴の開いたデニムが普通になる程度なら、あるいは、ヘアースタイルが変化していく程度なら、どうでもいいことだが、

それまで美徳とされた他人にやさしくする行為や、日本の国に感謝する心、そういった気持ちが変化していく、

否定されていくのは、おおいなる問題だ。

こういったことは、はじめ、ささいなことから始まるようだ。

配達している人が、こぼした言葉、

「今時は食器は洗わないでそのまま出す。たまには残飯もある。それで平気なんだね。」

この感覚、教えてもらわなくとも、日本に住めば自然と養われていくと思うが、

食べ残しをそのまま出すのは、

一種の権利というか、自分の役割ではないとか、お金を払っているから、とか

気が付かないというより、それが当たり前だと考えているからだろうと、思っている。

原因は、おそらく、簡単で、日本の良き伝統や文化、習慣などがおろそかにされてきたり、否定されたり、

そうしたいと願っている人々の行動の結果だろうと思う。


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