SHINGENさんの動画を楽しみしていたが、最近はなくなったのか、更新されていない。
かの動画は、宇宙のこと、UFOのこと、火星や月など誠実に動画にしている。
ペルーでUFOを見た話は書いた覚えがあるが、もう一度書いてみたい。
ペルーでは、意外とUFOを見たという目撃談は多いし、僕も何度か身近な人から聞いたことがある。
夜中なのに、山の上を車を走らせていると、一瞬、前方に見える町全体が明るくなった、とか。
首都リマから車で当時なら1時間程度で行けるリマ市民の胃袋を支える農業、酪農地帯がある。
ワラル町というが、ここは、昔、日本からの協力隊員がテロリストに襲撃され、全員皆殺しにあった、イヤな思い出のあるまちでもある。
ここに住む日系人の友人宅を訪ね、夜、帰宅した。
車には、細君と友人の女性と、計3人だった。
ワラルから出ると、すぐパサマイヨという峠がある。峠といっても、完全なはげ山だが。
夜は一段と星々がきれいに見える。
運転している僕には、見えないが他二人は、
「あれ、おかしいよね。変な星だね」
「うん、動きがおかしい。UFOかも」
見たかったが、どうせ、なんでもないと思って運転してたが、そのうち、
「やっぱり、UFOだよ。停車してみて」
というので、車を道路のわきに停め、おりて星を眺めた。
確かにおかしな動きで、こっちに向かってくるような動きになった。それと同時に、両脇に通っている高架線というか、ショートして、
上下に火花というか、雷のような稲妻が走った。それは、一瞬ではなく、ずいぶんと長い間続いたが、実際は1、2秒かもしれない。
ショートは遠くの方から、続いてこっちにやってきたような印象だった。
恐ろしくなって、すぐその場から走り去ったが、
本当にUFOで、狙われたなら、逃げるのはほとんど意味がないと、みんなで大笑いした。
その話を、ペルーを訪れたショートショート作家の星新一に「松栄」というすし屋で話したら、
なにかの雑誌に書いてくれた。
連れ合いによると、最近、パサマイヨの峠を車で通過すると、
峠のふもと一面に家々が立ち並び、学校が建設され、大きな一つの町が出来上がっているという。