私有地に勝手に駐車されると面倒くさい。
触れないし、警察に言っても、何もしてくれないし、とにかく、ひたすら待つしかない。
多少注意をしても、おとなしい人ならまだ救いがあるが、
はなから、迷惑駐車だと分かっていながら駐車するわけだから、
普通の人、話が通じる相手ではないこと最初から分かっているので、
注意しようなんて思わない。
なるたけ、関りをしたくない人々だ。
ペルーで生活しているころ、よくチャイナかコリアか、それとも日本人かと訊かれた。
日本人だと答えると、たいてい訊いた人は、そこでチャイナとコリアの非難をする。
最初のころは意味がそれほど分からなかったが、長く住むと、それも無理ないなと、思うようになる。
日本人は、南米ではどこでも評判がいい。
一言でいえば、国に貢献しているからだろう。しかし、そこまでの信頼を得るには長い年月と、
努力が必要だったことは、身にしみてわかる。
現在、外国人がたくさん日本で働いている、観光で訪れているが、
日本で日本人からの信頼を獲得するには、同じような努力が要るだろうと思う。
長く住めば住むほど、ますます嫌われる民族だって存在する。
地域単位で嫌われるわけだから、なにかしら、民度の低いことを平気でし、注意されても直そうとせずルールを守らないからだろう。
それが長く続けば、だれでも嫌になる。
アメリカに長く住んだ友人から聞いたことがあるが、
白人は、黒人やラテン系を嫌う。表面きっては言わないし、とりたてて非難もしないが、彼らと「同じレベルの生活圏」には居たくないという。
簡単にいうと、
「そこに住むことには反対もしないし、何も言わないが、頼むからこちら側の生活圏には入ってこないでくれ」
って、こんな感じらしい。「鬱陶しい」というのが、本音だろう。
白人がそう感じるのは、彼らが嫌がることを長年にわたってやってきたからだろうと思う。
友人の兄弟が、在日韓国人と結婚した。
当然、お祝いだといって、パーティーを開いた。
双方友人知人を招待して、楽しく開催したが、日本人が多いときはなにも起こらずに楽しく進んだが、
在日の友人が増えるにつれ、雰囲気はおかしな方向に行ったという。
その後、何回かちょっとした集まりでも、結局は、「嫉妬心」丸出しで、おかしな雰囲気になるという。
それを理解するまでには、何回かの経験が必要だったが、
いまでは注意しているという。