写真は、ペルー人のソウルフードかもしれない「セビッチェ」
セビッチェの汁は、トラの乳と呼ばれ、体力をつけるために飲むといいと言われている。
だから、正統派のペルー人は休み明けの月曜日に食べる。
作り方は比較的簡単で、それゆえ、うまいまずいの差が出やすい。
基本的に鮮魚貝類をつかう。
まず、ライムを絞る。レモンだが、日本で売っているレモンではパンチが足りない。
当然だが、ライムはペルーで収穫されるものが一番だ。
ライムは安価で大量に手に入る。同じものは日本で手に入れることはできないだろう。
玉ねぎ、セロリ、ニンニクをみじん切りにし、ライムの汁につける。このあたりは、みじん切りにしない作り方が一般的だが、
経験上こちらのほうが美味い。
その汁に鮮魚貝類をいれ、アヒーやロコト(強力唐辛子)を混ぜるだけの簡単料理だ。
ちなみに唐辛子の原産はアンデス地方だから、種類は豊富だ。
だから500年前までは唐辛子は日本にも朝鮮半島にも存在しなことになる。
付け合わせは、サツマイモ、トウモロコシ。
セビッチェの有名店は多い。
あのフジモリさんが好んだという有名店に行って、赤貝の仲間のセビッチェを食べたが、塩が強すぎて日本人には合わないだろう。
どの有名店より日本人に合うセビッチェは、
リマにあるスイスホテルの中にある寿司レストラン「ケージ」の日系人ノリがつくるセビッチェが一番だろう。