お酒が合わないから、飲むことはほとんどないが、それでも、梅酒を一杯少し飲むことがある。
お酒がダメだとわかるまでは、飲んだが、飲んでも寒くなるし、気持ち悪くなるし、
時に気絶もした。
気絶するときは、そのままぶっ倒れるが、身体をカバーすることすらできないので、
近くにとがったものだとか、鋭いものがあるとケガする。
一度それで額をぱっくり割って、お酒はやめた。
お酒は身体に合わない。
何かの本で、お酒が合わない人がいるのは日本人だけで、外国ではお酒の飲めない人は長い歴史の中で淘汰されてきてしまった、そんな説を聞いた。
お酒を飲めなくとも、日本にはだれもが自由に飲めるきれいな水があったからだという。
武田先生がミルクは飲まないほうがいいと、動画で言っていた。
牛乳はよくないと、主張する説は何十年も前からあった。
乳製品のバターやチーズはよく食べるが、ミルクがダメなら、こっちもよくないだろうなと思う。
それでも、好きだからチーズは時々食べるが、積極的にはひかえている。
ミルクがイケない科学的な理屈は分からないが、
単に、動物は母親の乳を摂取するのは短期間だが、いいとしこいてもミルクを飲み続けるのは人間だけだから、
自然界に反しているとは、単純に思う。
誰から聞いたか失念したが、体調不良だとか、身体が芳しくないときは、6代前の先祖が食べていたものを積極的に摂取するのがいいという。
6代前というと、一代を50年60年とすると、江戸時代の中間くらいの時代にあたると思うが、
この時代、何を毎日食べていたんだろうか。
おそらく、百姓をやっていただろうから、主食は米だろうが、何かを混ぜていただろうと思う。
貧しくて、粟だのヒエばかりを食べていたイメージがあるが、おそらくそれは教育のせいで、実はけっこうゆたかな食事風景ではなかったかと思う。
肉類はないだろうが、それでも、たまには雉、うさぎ、いのしし、かもなどは手に入ったかもしれない。
海産物は豊富にあったろうと思う。
野菜は、どんなものがあったんだろうか。これはさっぱりわからない。
レタスやセロリ、ブロッコリーなんてなかったろう。
昔、ペルー大使公邸事件がペルーであった。
その時の大使と、日本人駐在員の仲間とゴルフをやったことがある。終わった後、みんなで会食をした。
大使が中心で、他の人はみんな大使の話を聞いていた。
大使は背も高く、プレゼンテーションはとても立派な印象だった。
ただ、態度や話し方は、どうも偉そうで、というか実際全権大使だから偉いことには間違いはないが、
人間的にはいただけない雰囲気だった。
またあるとき大使公邸でパーティーがあった。天皇誕生日だったか、日本人駐在員はみんな招待されていた。
にぎやかな雰囲気で、楽しいひと時を過ごした。
丁度日本から国会議員も参加していて、いろいろ話をした。
そのとき、宗教の話になって、公明党を支援する宗教団体をコケおろしていた。
しかも、大声だった。
止めれば止めるほど、いい気になって話を聞け、って感じだった。
どうして、こうも偉そうになるんだろうか、と疑問に思うほどだった。
謙虚、感謝、控えめ、相手の立場を思いやる、頭を下げる、ひとりでは生けてはいけないなど、
6代前の先祖が生きた時代にそんな文化や習慣、価値観があったかどうか、わからないけれど、
長い時間をかけて築き上げてきた日本のいい習慣や文化は次代に繋げていきたいと思う。
食べ物でも、思想でも、文化でもなんでも「合う」合わないは、意外と大切なことかもしれない。