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Channel: 虚空を観じて
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頭と経験は違うよ

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死刑制度に賛成とか、反対とか、自分の身に起こらなければ、なんとも言えないが、

それぞれの状況に差がありすぎて、かなり難しい。

 

あいつ嫌いだから、自分の地位を脅かすとか、おかしなことを主張しているとか、利用価値がなくなったとか、

こんな理由でやっちまえ、なんていう国が存在するのは、

なんとかならないかと思う。

 

金正男が暗殺されたらしい。

報道では、詳細は不明だが、ご本人は殺されると思っていたというから、注意はしていたのだろうが、

そうそう四六時中緊張ばかりはしていられない。

いつかは隙は生まれる。

どこの誰がどんな理由で、いまどき暗殺だなんて、と思う。

 

昔、ペルーで生活していたころ、強盗にあった。

両替所、米ドルを現地通貨にかえるところだが、同じ場所をつかっていた。

一度におおくはかえない。

200ドル程度だ。

両替所は、かなり頑丈にできていて、日本のパチンコ屋の隣あるあんな大きな窓などはない。

確認して出ようとすると、他の客が入ってきた。

ピストルをもっている。

おかしなもので、ピストルとはわかっているが、自分が狙われたなどとは思わず、そのまま帰ろうとすると、

無言で押し返され、そのときはじめて、ああ、こいつら強盗だなと理解した。

それだけ、状況判断がボケボケだったと、思い知らされた。

頭で理解することと、実際に分かることとでは、天地の開き、まるで異なる事象だと、あらためて思った。

そうなれば、相手の顔を見ず、壁に向かって両手をあげて、好きにさせる。

お金より、車をとられることを心配したが、幸い、というか、車を奪うことはしなかった。


当時のペルーは、ドロボー天国で、警察はドロボーと組んでその上前を撥ねる。

それだけ治安が悪かったし、貧富の差や、経済状況がヒドイ状態だった。

抵抗しなければ、殺されることはなかったし、暴力を受けることもなかった。

まず、殺してからゆっくり奪うやりかたは、いってみればアメリカ型で、残酷だが、

ペルーの強盗は、当時はまだ情けというか、おとなしかった。


戦後の復興は、奇跡だろうと思う。

太古の昔から積み上げてきた日本の伝統や文化、精神性は、自分たちが思ってる以上に、

外国の人々には驚異だろうと思う。

安心安全もその一つで、

安心安全は、だれもが望むものだと思うが、現代では、そうではない人々もいる。

ひたすら日本が混乱、困る、苦しむことを目的としていると、考えざるを得ない政党がある。

気が付いたときに、手遅れ。

そうならないように、できることをしなくちゃと思う。


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