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Channel: 虚空を観じて
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自尊心など

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人間の思いだとか、感情とか、厄介な時が多々ある。

昔、やきもちというか、嫉妬心というか、やたら強い人がいて、頭もよく回る人だったから、

嫉妬心丸出しで言動をとるということはなかったが、

この類のひとは、鬱陶しく感じていた。

男なのに、女みたいな、こんな表現は非難されるが、正直言うと、そんな人だった。

さらに、それが一人ではなく、身近に三人もいたから、けっこう面倒くさかった。

この三人は、仕事もよくできたのか、出世した。



歳を重ねると、もうみんな退職したり、離れたり、会うことも滅多にないので、遠い昔の思い出になっているが、

その思い出になっていくのは、一種の生きるための知恵というか、魂胆のような気がする。

そうしないと、そうならないと、いつまでも執着心から解放されないので、

豊かな人生にはならないのだろうと思う。

うまくできているなと、おもう。



ところが、それが、そうならずに、いつまでも、自分の嫉妬心、憎しみに囚われて、自らの心を解放できないでいる人もいる。

気の毒な、とおもうが、そこまで強い嫉妬心を維持しなければならない環境って、想像ができない。

自らの心を縛っている、執着心からの解放は、やはり個人的には必要なことだと思う。

それに比べれば、自尊心などは塵のようなものだろう、

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