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Channel: 虚空を観じて
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ペルー、大丈夫か

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ペルーの友人が、

いよいよ、共産主義が天下を取り、次々テロリストを大臣に指名しているという、

そんな連絡が入った。



昔、40年前、ペルーにテロが蔓延り、毎日、警察や役人の、暗殺、自動車爆弾事件が頻発し、

日本からの進出企業の日本人駐在員が帰国していった時代があった。

ワラル町の、日本人が貢献している農業研究所が攻撃されたり、例の日本大使公邸事件が起きたり、

ヒドイ時代だった。



当時のペルーを知る人間にしてみれば、あんなに貧富の差が激しくては、少々学問があれば、そのおかしさに気が付き、

貧乏人は、働けど働けど豊かにはならない、と怒り心頭になるのは、当然のことだ、そう感じてしまう。

そういっても、60年ほど前に、共産主義の大統領が当選し、大地主から土地を取り上げ、

小作人に分け与えた時代があったが、「土地の使い方」を知らずに結局、宝の持ち腐れになってしまった。




民主主義も、社会主義も、いずれも、そこに暮らす国民全体の「民度」が高くなければ、本来機能しないだろう。

共産国家が、これまでも、いまでもあるが、結局はそこに生活する人々の「民度」が低ければ、

独裁になり、いいようにコントロールされてしまう。

民主主義国家でも、「民度」が低すぎて、うまく機能しない国家もある。



お上のやることが、今の日本の姿だろう。

よかれと思うことをやる、あるいは日本を快く思わないことをやる、

それの結果が、いまだろう。



日本の自慢だと密かに思っているが、

目に見える文明は遅れていたせいか、欧米に追い付け追い越せでやってきたが、

実は、目に見えない「民度」の高さは、欧米よりはるかに、優れていたのが、列島に住む我々だった、そう思う。

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