ペルーは、いろいろなことを教えてくれた。
お陰で自分の人生はとても豊かになった。
こんなありがたいことはない。
ペルーは決して生活しやすい国ではない。泥棒、強盗の類は多いし、危険でもある。
先日、知り合いの青年がタクシーの運転手をしているが、ピストル強盗にあって亡くなっている。
清潔感にあふれているわけでもなく、騙しあいの社会環境だろうと思う。
それでも、長い間、ペルーとかかわってくると、ペルー人の素晴らしさに接する機会がある。
今では、多くのペルーの友人たちがたくさんいるようになった。
心から感謝している。
なんとなく、日本社会や、世界が落ち着かない様子だ。
ギスギスした、怒りっぽい感じで、イライラしている。
悲しい、しかも不思議なニュースのせいかもしれない。
日本人は、昔から、嘘をつくと顔に出たり、なんとなく気分が悪かったり、悪いことしたなあ、と感じてしまう性質で、
間違ってもしてやったり、なんて思えない民族だと思う。
ましてや、平気でいられない。
まあ、日本人はウソに対しては、否定的で結構厳しい態度で臨んでいる。
ワシントンのウソで有名だが、アメリカでも、というか嘘は否定的に扱われている。
ペルーに生活した時、ペルー人は思いのほか平気でウソをつく。
ウソがばれても、どうってことない図々しさを兼ね備えている。とはいえ、ウソをつくことには、やはり、否定的で、決して肯定されない。
インカ時代から、ウソには厳しく対処している。それほど、ウソが多かったとも言えるが。
ペルー人のウソには、だから、別に驚くことはないが、
韓国人のウソには、驚く。
ウソにまみれた国家で、おそらく、世界でも滅多にない嘘を肯定的にとらえる民族だと思う。
でなければ、次から次へと国を挙げて嘘を繰り出す政策に説明がつかない。