テレビに出なくても、有名でなくても、冴えた人はいるものだと思う。
権威とは何ですか、と問われ、
マスコミが権威だと、もう40年も以前に言っていた人がいた。
意味がよく分からなかったが、この頃確かにそうだなと思う。
インテリの欠点は、活字に弱いということも指摘していた。
言い方は冗談みたいな感じだったが、これもまた自分に照らせば、よく理解できた。
世の中には、事の本質をよく見抜いている人が存在するなと思う。
見抜く人は、早すぎて周囲の理解を得られにくいし、嘲笑されたりする。
冴えた人。
議員って、質問するとき、どうしてあんな言葉の使い方をするのかなって、思う。
丁寧な言い回しでなくとも、見苦しくない、普通の日本語をつかえばいいものをと思う。
パフォーマンスかもしれないが、特にその効果などなく、淡々としていたほうが、落ち着きがあり、冷静であり、議員にふさわしい印象を与えるだろう。
野党の質問に多いが、時に、
人間のクズだなと思う人までいる。
こんな人は次に当選してほしくないと思うが、一定数の支持者がいるのも、一方でまた信じられない。
一定数と言っても、当選するほどの一定数だから、恐ろしい。
この頃知ったことだが、
在日って、日本国籍を取得しないで、韓国籍なのか北朝鮮籍なのか、それをそのまま維持して、二代、三代と続いているという。
どうでもいいんだけど、自分の周囲だけにはいてほしくないと思う。
アメリカの黒人差別について聞いたが、
差別すればことは重大で、みんな避けたがる。最後はどうなるかと言えば、
そこに住むことは仕方ないが、こっちの世界には入らないでほしいと願うそうだ。
ここまでくると、差別するほうも、されるほうも気の毒な気がする。
アメリカ、カナダ、あるいはブラジル、ペルーなどに移住した日本人は、その国の国籍を取得する。
日系人と呼ばれる。「二世」は、すでにスペイン語辞書にも掲載されているという。
移住とは、結局その国に身命を捧げることだろう。
二代、三代と続けば、母国語も不自由になるだろう。母国語を失えば、アイデンティティーも失う。
難民だとか、移住だとか、密航だとか、
悲しい話がたくさんあるが、わからないのが難民で、普通に聞く、例えばフィリピンからの難民だといって、申請したりする。
フィリピンって、選挙で選ばれた大統領がいて、政治も機能している。
その国からの「難民」って、不思議な気がする。
難民というから、てっきり内戦や戦争などで国を追われた一般市民だとイメージしていたが、どうも違うようだ。
難民と言っても、飛行機に乗るお金は、どこから出るんだろうかと思う。
表向きは、可哀そう、気の毒、人権擁護だとか愛情を降り注いで、実際には汚い、きつい、危険な仕事をやらせて、
利用するだけ利用して、経済が傾いたり、政治が不安定になったりしたら、難民や移住者に文句たらたら。
ヨーロッパは苦しんでいる。
こうなると、どっちもどっち。
昔、学生運動が盛んだったころ、頭脳明晰大学の学生が立てこもって、何か主張を繰り返していた。
社会を騒がせた。連日ニュースで取り上げていた。
何故、頭脳明晰な学生が、あんな愚かなことをしているのか?
と、雑誌「プレイボーイ」で人生相談をしていた今東光に質問した記事が載っていた。
和尚は、「こんなこと言ってもわからないだろうが因縁だ」と、回答していた。もちろんそのあとも、長々と応えていたが、
妙にこれだけが記憶に残っている。