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Channel: 虚空を観じて
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アート

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芸術にはまるで素人だが、

絵画を何作か描いたことがある。素人だから自己満足の作品だが、欲しいというので友人に上げた。

畳三畳ほどの大きさの絵画だが、ペルーでは、家自体が大きいから、飾る場所には問題がない。

素人だから、いつ棄ててもらっても構わないが、ライトまで当ててくれて飾ってくれたのは、うれしかった。



http://ichi1223s.blog.fc2.com/

ここの絵画は、単純だが、構図が何とも言えない。一種天才的な才能を感じる。



昔、ゴーギャン、ゴッホに影響を与えた日本の版画、浮世絵がある。

漫画みたいな絵だが、彼らの心を揺さぶったという。

 当時の日本人には、いわゆる「アート」の世界とは異なると認識していたと思われる絵が、魂、精神を揺さぶった、その原因は何だったのか、

素人にはまったく不明だが、それでも、素人には素人の感性がある。

現代では、日本の漫画、アニメがもてはやされている。一時期、「単なる漫画」と、芸術から遠く離れた存在だと、日本では認識されていたが、

海外では、「単なる漫画」の範疇には入らないと、捉えられていると思う。

これには、かつてゴーギャンなどを揺さぶったのと同じ臭いというか、感覚を感じる。



日本の、鳥獣戯画や版画、浮世絵には、思想だの、哲学だの、何かの主張だのは、

何も感じない。そこにあるのは、単なるシナをつくった女性だし、単なる雨の降る街道だし、鶏だ。

ゴーギャンや、ゴッホあるいはモネなどの作品には、なにか、「得体のしれない」何かを感じる。

それらが、芸術、アートの範疇として捉えられる基本的な条件になっているように思われるが、日本のそれには、なにもなくて、

「自由奔放に、描きたいものを描く」という「囚われない心、精神」があるように感じる。

これが、彼らの心を揺さぶったのではないかと、密かに思っている。


それを、上手い、お金を払っても欲しいと、こっち側に感じさせるものは、

作品が持つ「品」だろうと、思う。

http://ichi1223s.blog.fc2.com/

それがここにある。

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